このプログラムは東日本大震災被災児童の支援を目的とする、アリタリア航空のチャリティマイレージプログラムのパートナーとして選ばれた特定非営利活動法人NADIA (日本 東京)とこれまで世界中の子供たちのイタリアでのショートステイ受入れをしてきた非営利法人PUER (イタリア ローマ)の共同プロジェクトです。イタリアでの異文化体験・ホームステイを通じて、次代の復興を担う子供達が笑顔いっぱいの夏休みを過ごし、心身ともにリフレッシュできるプログラムを目指し、子供達がこれからの未来にワクワクできる、そんな機会になることを希望し企画運営されました。
プログラム概要
派遣滞在国:イタリア共和国ラツィオ州ローマ
派遣日程:2013年7月28日(日)~
2013年8月23日(金)
参加児童:満6歳から満13歳の児童18名
(男9 / 女9)
活動内容
7/31公園でのアクティビティ(イタリア到着後初)
*子供たちのメンタル、健康状態のチェック、及びホストファミリーとの面談
8/3 夏祭り(Japan Festival) 主催:ホストファミリー / 参加者:150名
*地元の人たちとの交流・日本文化の紹介するイベント
NADIAが出店した縁日風のヨーヨー釣りや輪投げコーナーは現地のイタリア人の子どもにも大好評でした。参加した福島キッズの1人が日本で習っている日本舞踊を披露したところ、その優雅さ美しさに訪れたイタリア人のゲストは一同うっとりとしました。
8/13 (14.00-19.00) バチカン美術館見学 参加者:9福島キッズ、日本語ガイド:ホストマザー(Claudia)
館内のキリスト教に関係する絵画や像の見学を通して、初めて宗教(キリスト教だけでなく仏教に対しても)を学ぶ機会となった児童が多くいました。また世界最高峰のカトリック由来の芸術品の数々は子どもの心にも響きました。
8/21( 9.30-15.30) 農場見学 参加者:大人26 / 子供21
*自然との共生・食育を学ぶ機会
モッツァレラチーズやリコッタチーズを自分で作り、牛の乳搾りを体験し、絞り立ての牛乳の美味しさに大感動しました。お土産に農場で採れたオリーブで作ったオリーブオイルももらいました。
1か月のホームステイを通じて、子供たちは毎日海や山、公園で遊び、18人全員が病気や怪我をすることなく、真っ黒に日焼けして帰国しました。皆様のご支援を得て終えたこのプログラムが日本とイタリアのかけはしとなり、子ども達の将来への希望、夢に繋がる事を心から願います。
参加児童からのフィードバック
9歳児童
保護者からのフィードバック
– イタリアでの夏休みを終えて戻った息子は、コミュニケーションの大切さを学んだような気がします。また1か月で身長が3cmも伸びて帰ってきました。(11歳男子児童の母)
– 私の息子は以前よりも感情(嬉しい・悲しい・怒り)を表現するようになりました。娘は将来の夢を話すようになりました。子供たちが未来に希望を持って楽しそうに話すのを見て本当に嬉しく思います。(10歳男子・6歳女子児童の母)
*イタリアに到着後、保護者の方より届いたe-mail
アリタリア航空 クラブ・ミッレミリア「東北チャリティー」
アリタリア航空(本社イタリア・ローマ)のマイレージプログラム クラブ・ミッレミリアでは「チャリティー・プログラム」の一環として、お客様の善意のマイル寄付を受け、世界中の子供達を救うための活動を展開しています。集約されたマイルは、参加NPO法人を通じ、治療にあたる医師の派遣、治療を受ける子供の航空券などに充当されてきました。この度、日本のクラブメンバーの要望を受け、アリタリア航空日本支社とNPO法人NADIAとの協力のもと、2013年東北の子供達をイタリアに派遣する「東北チャリティー」を立ち上げました。
http://www.alitalia.com/JP_JA/campaign/nadia.aspx
PUER Onlus
PUERは今年で創立20周年を迎えるイタリアローマを拠点とするボランティア団体です。PUERとはラテン語で「子供・少年」を意味を持ち、その言葉どおりあらゆる意味で困難な生活環境に置かれた子供たちが笑顔を取り戻すことができるよう、国境を越え手を差し伸べることをモットーに活動しています。近隣諸国の多くの子供たちのイタリア保養を支援すると同時に、2006年にはスマトラ島沖地震の影響を受けたタイ、プーケットなどの支援活動にも関わり、2011年からは東日本大震災被災児童の夏期保養旅行としてイタリア各地のホストファミリーを介し、毎年約30人の児童を招待してきました。http://www.puer.it
特定非営利活動法人NADIA
NADIAは東日本大震災を受けて皆の「何かしなくては!」という強い思いが集まり誕生した国際色豊かなボランティアグループです。「支援する手に国境はない / Hands have no nationality」をモットーに現在も後方支援ではなく、現場で目に見える形で東北の支援活動を続けています。
https://team-nadia.jp
ABARTH フィアットグループジャパン
http://fiatchrysler.jp/company/
Capital Group
http://www.thecapitalgroup.com/
Davis LLP 高橋&デイビス法律事務所
http://www.davis.ca/ja/
MzCorbino Design LLP
http://www.mzcorbino.com/
後援: 在伊日本大使館