Three months have passed

近所に住んでいるかもしれません。オフィスが近いかもしれません。地下鉄の中で何度も隣り合わせたかもしれません。3か月前までは多くの皆が何の繋がりもない者同士でした。そして震災から3が月を迎えたこの日もまたそんな者同士が石巻に集まりました。

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石巻市立湊小学校を始めとする多くの時計は今日も3:50を指しています。でも、私たちの心、そして石巻の人々の心は一生懸命前に進もうとしています。

初めてボランティアに参加して石巻を訪れる人々は惨状に愕然とします。自分がたった2日間の週末で出来る事なんて何の役にも立たないんじゃないか、と自分のしようとしている事が無意味に感じてしまうかもしれません。実際、2日間の活動でどれだけの事が出来たのか疑問に思う事があるかもしれません。直接、明日の生活に関わらないように思え緊急を要するようには思えないる仕事を与えられるかもしれません。

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でも私たちNadiaの元には毎週沢山の人々から感謝の言葉をいただきます。避難所となりのお寺、多福院にはもう何週間も通っています。床上の泥だし、床はがし、床下の泥だし、庭の瓦礫撤去、お墓の瓦礫だし、泥だし。直接明日の生活に関わる事ではないかもしれません。ボランティアの皆は個人宅に伺うのとは違って、直接被災者の方の喜んだ顔に出会う訳ではありません。何かを期待してやっている訳でもありません。黙々と広大なお寺の作業をし続けてきました。

でも、昨日、作業のリーダーがお寺の方に言われたそうです。人々が涙を流して喜んでいると。

今までNadiaのボランティアに参加して下さった皆さん、是非また行って見てみて下さい。お墓の中に散乱していた車は全て撤去されましたよ。庭の瓦礫はきれいになくなりましたよ。

時計は止まってるかもしれませんが、人々は一生懸命前に進んでいます。皆さんもその莫大な作業の一端に加わりませんか?あなたの週末の2日間が人々に希望を持たせ続けてくれるのです。

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